真っ赤な雨の中 、 たたずむ閑丸‥‥‥‥‥ 虚しさが心をよぎる 。 確実に殺したはずの斬紅郎の死骸は そこにはなく、風景さえも違う‥‥ 周りの木々は無惨に切り倒され 、 気が付くと斬紅郎の刀を持っていた 。 「僕は・・どうなったんだ?」 閑丸は気が付かない、斬ったのは 斬紅郎の心の「鬼」である事に 。 記憶は戻らない‥‥‥‥ しかし、かすかに甦る何かがあった 。 「僕は‥‥‥鬼‥‥‥なのか‥‥」