こうして半蔵は 、 数々の村を全滅させ、民衆を恐怖に 陥れた「鬼」の討伐の命を完遂した 。 「‥‥村に死臭満ち 路傍に母を 亡くした赤子の泣き声が響く‥‥ いかな馴染みとはいえ、お主の狂行 許す訳にはいかぬ‥‥‥ ‥‥闇に滅せよ‥‥‥‥」 半蔵の姿は闇に消え、斬紅郎の 屍だけが虚しく雨に打たれていた 。