死闘は終わった 。 花諷院 骸羅は鬼の亡骸を見おろし ながら呟いた 。 「断末の瞬間に己の中の敵を倒す とは‥‥‥まさしく鬼だな 。」 「俺の弔いが聞こえるかどうか 分からんが、迷わず成仏してくれ 。」 骸羅が去った後、斬紅郎の墓は 「鬼塚」と呼ばれ、村に長く奉ら れる事となった 。 その後、骸羅は枯華院に戻り 、 自らの修行への道を歩み始めた 。