〜スタートデモ〜

閑丸

あの城・・・ぼくは、
あそこへ行かなくちゃ。
　

覇王丸

よぉ、ぼうず！
お前も来てたのか。

いいか、気をつけろ。
あの城はうさんくせぇ。
　

閑丸

でも・・・ぼくは
行かなくちゃ。
　

〜天草城〜

天草

我こそが新しき世の理なり。
そして、嘆き悲しむ事が
人の定めなり！

我に逆らう愚昧の徒よ。
汝に死と恐怖の罰を与えようぞ

力と魂を束ねたこの宝珠、
まさに珠玉の輝きよ。
　

〜壬無月斬紅郎復活〜

天草

まだぞ・・・汚れきった
塵世を浄化するまでは・・・
我は・・・
　

がっ
　

斬紅郎

敗れてなお
強がるとは見苦しい！

強者は語るに言葉使わず！
己の技にて志を
あらわせい！！
　

閑丸

何故・・・。どこかで
会ったような・・・。
　

〜好敵手登場〜

閑丸

ああ・・・
ぼくは、いったい・・・。
　

覇王丸

ぼうず、大丈夫か？！

・・・おい、ぼうず！
どうしたんだ？！
　

閑丸

ああ・・・もしかしたら
ぼく自身が・・・
鬼・・・なのか・・・。
　

〜天草城崩壊〜

閑丸

！？
　

〜エンディング〜

閑丸

終わった・・・でも・・・

ううう・・・。

まただ。ぼくの中の何かが
暴れ出している。

やめろ・・・やめてくれ！

ぼくは・・・ぼくは、鬼なんか
じゃ・・・な・・い・・・。
　

覇王丸の幻影

ふん、くだらんな。何が鬼だ。
　

ナコルルの幻影

閑丸さん。
鬼は誰の心の中にもいるわ。
　

覇王丸の幻影

てめぇは自分から
逃げてるだけじゃねえか！

鬼となるも、人として
生きるも、全て
お前自身が決める事なのだ。
　

閑丸

ぼくは自分の中の鬼を否定しよ
うとして、
自分から逃げていた。でも、

それは間違いだったんだ。

ぼくは鬼であり、
緋雨閑丸でもあるんだ！

まだ、記憶は戻らないけど、
一つだけ判った事がある。

そう、
ぼくは一人じゃないんだ！

ナレーション

この日を境にして、再び鬼が現れた

という記録は残っていない。

また、少年は自分自身と出会えたで

あろうか・・・

ラキ、ラキ、ラキキ・・・・

　　　　　　TO BE CONTINUE!!